track20■シンメトリー

幼少期より、のめり込む性格。
まずはブロックに。
シンメトリー(左右対称)の空間を意識して次々と作品を制作していきます。クルマ、ロボット、宇宙船、要塞、、、。
完成後はしばし、「芸術作品」を満足気に鑑賞。そして一瞬にして『ドッカーン』とばらばらに。一息ついてまた制作に取りかかるのでした。(作品を展示しておくにはブロックの個数に限りがありました)

ブロック卒業後は、ウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンタロウ、、、ウルトラの兄弟の仲間入り。ウルトラマンより勇気と正義を学び、頭の中は遠く宇宙に。ウルトラマンごっこでは幾度となく宇宙から飛来しては窮地に陥っている私を救出してくれました。

「ありがとう。ウルトラマン!!」
頬を紅潮させながら、『ボクハ宇宙ヘ帰ラナケレバナリマセン。schwatch!』


パソコンのディスプレイをじっと見入っている。
「どうしたの?」妹が尋ねると
『きれいだなぁ』
映し出されているのはシンメトリーの波形。頭の中では心地よいバスドラが鳴り響いているのでしょうか。目に見えない音を視覚的に捉えること。それはHugeにとって楽しみでもありました。

パソコンにはオリジナル楽曲と共に数多くのデザイン画が納められていました。中でも波形がモティーフのものが多くあり、アルバムジャケット用にと考えていたのでしょう。

ファーストアルバム(Huge's Anthology 001)のジャケットにはHugeの音が作り出した波形をあしらいました。

2006年05月24日