2026. 晩秋


予想通りの酷暑の夏、予想外の長雨の初秋でした。
当ホームページ御高覧の皆様、お元気でいらっしゃいますか。
さて、皆様に御報告です。10/13(火)にHuge.’s Anthology 001-LEGEND OF ZEPHYR(revised)-をリリースしました。(20年ぶりの復刻版であり、改訂版です。)

早速ですがライナーノーツに替えて、曲目紹介を私なりにさせていただきます。少々長くなります。おつきあい下さい。

1)demo/untitled#3:

カセットテープ、MD、CDにおさめられたほんの数十秒のデモトラック。untitled(名称不詳)。「名づけられなかった曲たち―The tunes not given titles by Huge.―」でアルバムを編んでみたい思いに駆られます。
メロディラインはどんな音に差し替えられたんだろう、そしてどんな音が重ねられていったんだろう。制作途中のスケルトンデッサン。
Huge.の承諾なきまま、デモトラックを公開することは彼の音楽を聴いて下さっている方々に御意見あることは重々承知です。でも、きっとHuge.を感じていただける作品だと信じてリストに入れました。

2)single-eyed:

粗削りだけれど、この頃のHuge.の曲が私は好きです。「隻眼」ではなく「ねらいすまして(ひたむきに)」と私は解釈しました。

3)LEGEND OF ZEPHYR:

Huge.他界後、程なくして、私たち家族の元に辞書並みにズシリと重いHuge.CD全集が送り届けられます。送り主はHuge.が遺した音源データの発掘、整理に携わってくれた学友のひとりであり、玄周の、そしてHuge.音楽の最大級の理解者である方からでした。

アルファベット順に編まれたそのCDライブラリから、私たちは毎日のように1曲ずつ1曲ずつ聴きながら、冷たく凍りついた心を少しずつ温めていったのでした。そのCD全集がどれだけ私たちを癒し、支えてくれたのか(20数年経った今も尚)、言葉で言い表すことはできません。幾千万もの感謝を重ねてお伝えしたいと思います。

本アルバムの表題である、LEGEND OF ZEPHYRはHuge.がその方をモティーフに書いた作品です。

4)Invisible Star:

私たちには見えないけれど、地球から何億光年も離れた宇宙のどこかで、必死に光を解き放っている星。
2005年「ヘッドホンの中の宇宙」(プラネタリウム町田スターホール)のテーマ曲でした。

5)Love Da Suite:

R&B。ドラム、ベース、ギター、グロッケンシュピール(鉄琴)、そしてブラスセクションの生演奏で聴きたい曲です。

6)dime a dozen:

題名のように「陳腐で、どこにでもある」曲ではないと私は思うのですが。音楽をこよなく愛してやまなかったHuge.の人間像を写し出している作品だと考えます。

7)reason for:

初版のアルバムではボーナストラックとして収録。長いポーズの後に流れて来る曲です。ジャケットにタイトルクレジットはなかったので、ひょっとすると、お聴き逃している方もいらっしゃるかもしれません。
大学進学を機に故郷を離れる際、家族に残していった曲です。ピアノとシンセサイザのアンサンブル、心静まる小品です。


尚、このアルバムの一部はHuge.初期の作品群から選曲しました。音の歪み等は当時の録音環境によるものです。御了承下さい。


今年のカレンダもあと3枚。これから少しずつ寒くなっていきます。皆様、体調にくれぐれも御留意下さい。
それでは、また。


HUGE.STUDIO&RECORDS

 

2026年10月18日