『ねえ、おじいちゃんに、坂本冬美のテープ貸してもらってよ。』Hugeから電話が入りました。
某TV局深夜番組から、とある曲の「演歌リミックス」の制作依頼が来たそうです。何でも元女性アイドルに歌わせるという企画。Hugeと演歌。妙な取り合わせですが、遊び心旺盛のHugeのこと、オファーを快諾。
で、冒頭の電話が実家に入った次第です。早速、速達でテープを送りました。Hugeが以前より、その歌唱力にベタ惚れだった坂本さんの「夜桜お七」のテープです。参考資料としてのテープが役立ったのでしょう、バイク便を待たせてのヤッツケ仕事で、どうにか収録に間に合わせたそうです。
地元町内のカラオケ大会では、まだ乳呑児だったHugeを背負い、三度傘姿で熱唱していた義父ですが、Hugeが他界の翌年、鬼籍に入ったのでした。