track50■天地無用

Huge、とある楽譜を天地逆さまにして、ピアノに向かいました。

何フレーズか弾き、ニンマリと微笑みました。BPMを上げ、アレンジを施していきます。それは誰でも一度は、幼い頃、祖父母から聞かされたことのある童謡の楽譜でした。
完成した作品のメロディーとリズムは、まるで廃船寸前のオンボロ宇宙船で地球を出発し、太陽系を飛び出し、銀河系を抜けていく冒険譚を語っているようでした。

「長く骨の折れる旅」と題されたその曲は一昨年、JAXA(宇宙航空開発機構)主催の楽曲コンテストにエントリーしました。惜しくも、2005年愛知万博メインステージでのお披露目は叶いませんでしたが、当ホームページご高覧の皆様方の熱い応援のお陰で、堂々ベスト10入りを果たしたのでした。

ある意味で、この曲は現在のHUGE.STUDIOのテーマソングかもしれません。無事、地球に戻って来られる日はいつの日か!

 

ENGLISH:upside down

2007年06月17日