深夜、Hugeにご機嫌伺いのTEL。
『ゴメン。今、手が離せない』との返事。パソコンに向かっていたようです。
『今、頭の中で鳴っている音は今取り出さないと。グズグズしてると別の音に変わっちゃうから』
頭の中で次々と浮かぶ音を体中に共鳴させ、その音に限りなく近い音を黙々と探り当てていたHuge。
その音が古今東西の如何なる楽器でも奏でられない音であれば、培ってきた技術を総動員し、創り出していました。
ある時、『ジャックを頭に差し込んで、パソコンに直結したい!』とまで言い放ちました。
「あのHugeならやりかねないですね」学友の一人は目を細め大きく頷きました。