Hugeが他界してまもなく、不思議な現象が相次ぎました。
電気系統のトラブル。
学友たちの手を借り、パソコン内の楽曲を整理した際、作業終了と同時に、長年愛用していたディスプレイが映らなくなりました。
我が家では洗濯機が、ビデオデッキが、電話機が、次々と故障して行きます。
「寿命だろ」と夫。
しかし、私はひそかに疑っていました。
CDコンポでHugeライブラリを聴いているとき、楽曲に少々辛口な批評を加えたとたん、コンポには本来備わっていないはずのエラーメッセージ「CAN'T
PLAY」の表示が。
またある時は「トランスのどこがいいの?」という夫の不用意な一言に
「See you!」の表示とともに電源が勝手にオフに。
それまで「寿命だろ」と鼻で笑っていた夫も、その時ばかりは
「バカヤロー。いるなら出て来い!」
私にとって大歓迎のHugeのいたずらも最近はめっきり影を潜めています。
「大学でイタ語、我が家でイタコ」と冗談半分で霊媒師まがいなことを試みてはみる娘ですが、無論、彼女に霊能などなく、Hugeは一向に降りてきません。
つまらない。