track37■わらべ歌とHuge

私たち一家は以前、移動距離1キロというプチ引越しをしています。Huge、高校時代のこと。

引越し先の裏がたまたま幼稚園でした。

HUGE.STUDIO(Hugeの仕事場兼寝室)の住人は大きな悩みを抱える事になります。

早朝から、園児たちによる太鼓、笛、木琴、ハーモニカの大合奏。HUGE.STUDIOの窓を揺さぶる勢いです。
お遊戯会直前ともなると、園児たちの黄色い歌声が夜行人間Hugeの寝こみを襲います。

『どうにかならないのか』と当初は不機嫌さを露にしていましたが、慣れというのは恐ろしいもので、
『うるせぇ!!』と文句を言いながら、高鼾で昼寝しているHugeがいました。
そのうち、園児たちに真っ向勝負を挑むかの如く、彼らの歌声にピアノ伴奏をつけるという余裕まで見せるようになります。

♪どんぐりころころ、♪鳩ぽっぽ など、幼少期には童謡はよく歌って聴かせていました。しかし、既に思春期を過ぎて、これほどまで童謡を聴かされるとは本人は夢にも思わなかったことでしょう。


進学先の街のイベントでストリートダンス用の音楽を担当することに。筋金入りの‘わらべ歌研究家’Hugeは♪とおりゃんせをトランス風にアレンジします。大胆にも、歌詞に「手を入れ」、自ら唄うという荒業までも披露したのでした。

♪・・・


あの子の七つのお祝いに
シンセをあげてくだしゃんせ

2006年10月14日