2006年8月
残暑お見舞い申し上げます。
HUGE.STUDIOホームページ御高覧の皆様、いかがお過ごしでしょうか。
さて、一年遅れではありますが、昨夏の私どものメインイベントであった「PIKADON ART LIVE in Tokyo」への参加についてご報告申し上げます。
赤と黒のパステルで描かれた不気味なキノコ雲。
右側には点対称の構図で水差しが。その中には一輪の野の花が活けられています。天空を目指して咲いていました。衝撃的なイラストでした。
画家黒田征太郎氏の手によるそのイラストには平和を希求するメッセージが込められていました。
「戦争」から「生」を見つめ直すというコンセプトで建ち上がった「PIKADON プロジェクト」。大上段に構え、声高に戦争反対を唱えるのではなく、
「イノチ」の源である太陽に、水に、土に目を向けよう、という草の根の活動です。
黒田氏の思いに賛同した各界の有志が発起人として名を連ねました。音楽家近藤等則氏、写真家荒木経惟氏、建築家安藤忠雄氏。戦後60年を迎えたその夏、プロジェクトはニューヨーク・ロンドン・東京・京都を巡回しました。
戦火の犠牲になった子どもたちの姿をTVで目にし、憤りを上手く表現できず、悲しい表情を浮かべていた若者がいました。彼の遺した楽曲ライブラリに♪tiny
cosmos(地球)、♪Reconciliation(和解)がありました。(その楽曲タイトルを「暗号」として読み解く作業を私たちにお許し下さい)
HUGE.STUDIOは東京(青山スパイラルガーデン)、京都(KBSホール)のイベントに加わりました。ボランティアとして微力ながら会場運営をお手伝いさせていただきました。
ギャラリーに、用意されたブースにCDコンポを設置し、Huge楽曲を皆様にお聴きいただきました。Hugeコーナーの前で足を止め、流れる曲にじっと耳を傾けている方々がいらっしゃいました。
弱小集団HUGE.STUDIOにはハードスケジュールでしたが、忘れることのできない熱い夏でした。
プロジェクトへの参加を快諾して下さった「ピカドン・プロジェクト事務局」そして会場まで足を運んでくださった方々に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
時節柄、皆様どうぞご自愛下さい。
HUGE.STUDIO&RECORDS